パーキンソン病

パーキンソン病またはパーキンソン症状でお悩みの方、またはご家族やお知り合いでパーキンソン病を発症されている方、結構多いと思います。患者数の統計では10万人あたり100~150人とされていますが、その多くは50歳以上の方ですので、高齢者の中ではもっと高い確率になります。

 

実際、私も介護施設や高齢者施設に出入りしていますと、パーキンソン病の患者さんにお会いする事が多くあります。その主な症状は、

 

(1)安静時のふるえ
(2)筋強剛、筋固縮
(3)動作緩慢
(4)姿勢反射障害

 

以上が4大症状とされています。しかし症状の傾向や、進行のスピードにはかなり個人差があるように思います。

 

さて、パーキンソン病、またはパーキンソン症状に対して鍼灸やマッサージはどんな効果が期待できるでしょうか?

 

まず、患者さん自身に身体の状態を聞いてみると、全身の重だるさ、疲労感を訴える方が多くおられます。そういう患者さんは実際触診すると、筋肉が硬く緊張し、関節も動きが悪くなっています。そこで鍼灸、マッサージで筋緊張を和らげると身体全体が軽くなり、動きも改善されます。これは患者さんにも施術直後に実感してもらえます。そして定期的に施術することで筋肉や関節の柔軟性を保ち、身体全体の血流を改善し、日常の疲労感を和らげることでストレス解消にもお役に立てると思います。

 

パーキンソン病は長く向き合っていかなければならない病気です。その中で鍼灸やマッサージ療法でお手伝いできる事があると思います。お悩みの方は是非一度ご相談ください。